コンテンツにジャンプ

トップページ > 企画展示・おはなし会・上映会等 > 2023年 > 〇中央図書館 オペラ上映会図書館上映会の大画面で芸術の秋を楽しも

〇中央図書館 オペラ上映会図書館上映会の大画面で芸術の秋を楽しも


中央図書館の上映会で、歌劇《さまよえるオランダ人》を上映します。
普段、なかなか生で鑑賞することが難しいオペラ。
ぜひこの機会に、図書館上映会の大画面で鑑賞してみませんか。

※ 日本語字幕が付きます。

日時 令和5年10月23日(月曜日)14:00から16:20
場所 スタジオC(山口情報芸術センター2階)
定員 先着 100名 (入場無料)


■リヒャルト・ワーグナー(1813から1883)
ドイツの作曲家。多くの歌劇で作曲者自ら台本の執筆も行いました。作品に「ローエングリン」、「タンホイザー」「トリスタンとイゾルデ」「ニーベルングの指環」など。

■構成
序曲
第1幕 ノルウェーの海岸 (第1場、第2場)
第2幕 ダーラントの家の大きな部屋 (第1場、第2場)
第3幕 夜の海岸 (第1場、第2場)

■物語
ノルウェー船が入り江に停泊して嵐の静まるのを待っていました。そこに現れたもう一つの船(実は幽霊船)。船長はオランダ人と名乗りました。オランダ人の宝石に目のくらんだダーラント船長は、娘のゼンタをオランダ人の妻にしようと考えました。
家ではゼンダがさまよえるオランダ人の伝説とその肖像画に夢中になっていました。オランダ人は永遠に海をさまよう運命を負わされていますが、7年に一度陸に上がることが許され、彼に誠実な乙女が現れると救われるといいます。ゼンタは自分がその乙女になるのだと夢見ています。そこへ、父のダーラントが客を連れて帰ってきました。

■クプファーの演出
今回上映する映像は、オペラ演出家のクプファーがこの物語の全体をゼンタの妄想として描いたもので、初めて上演された当時は画期的な舞台でした。その場面にはいないはずのゼンタが舞台の左の高い位置に陣取り、父親とオランダ人のやりとりを一部始終見ているのは、全てがゼンタの妄想だからです。現在ではこれも古典的な解釈の一つと見られるようになり、同様の演出はほかにもあります。

■「バイロイト音楽祭(祝祭)」
ドイツの地方都市バイロイトで、毎年7月から8月にかけて、専らワーグナーの歌劇・楽劇を上演する音楽祭です。上演するのに何夜もかかる楽劇「ニーベルングの指環」のため、ワーグナーがルートヴィッヒ2世の援助を受け、専用の劇場を用意して音楽祭を創設しました。現在もワーグナーの子孫によって運営されています。



歌劇《さまよえるオランダ人》(全曲) 鑑賞の手引き(PDF:164KB)